【特別ウエビナー】インパクト投資から見た「新しい資本主義」

2022.04.28

2021年10月に発足した岸田政権では新しい政策の柱の一つとして「新しい資本主義」を打ち出しています。「新しい資本主義」がいかなるものなのか、その内容について活発な議論が起こりつつあります。SIMIでは、グローバルに展開しているインパクト投資の理念や実践が、持続可能で公正な社会を実現する方策として「新しい資本主義」の具体的道筋を指し示していると考えます。

 今回の特別セミナー(ウェビナー形式)では、米国からインパクト投資を牽引してきた著名なスピーカーを2名招き、インパクト投資やサステナブルファイナンスの観点から、「新しい資本主義」が志向するものを提示します。ここ10年あまりの間に、世界ではインパクト投資の認知・実践が進んでいますが、そこで志向されているのは、単なる金融の新しい形態にとどまらず、新しい社会をつくりだす資本の役割やあり様です。日本でもサステナブルファイナンスや金融の社会的役割が議論されるようになってきており、海外の取り組みから学ぶものは大きいと考えます。

スピーカー
アミット・ボウリ氏(グローバル・インパクト投資ネットワーク(GIIN)CEO)
https://thegiin.org/giin/senior-management-team#amit-bouri
https://thegiin.org

GIINの最高経営責任者(CEO)兼共同創設者。インパクト投資の規模と効果を高めることを目的としたインパクト投資家の世界最大規模のコミュニティを運営。世界中の業界リーダー、機関投資家、財団、大手金融機関を巻き込み、あらゆる投資判断に社会・環境要素をより多く組み込むことを提唱し、インパクト投資に向けてより多くの資金を効果的に動員するために必要なツールやリソースを開発している。また、経済システムの変革を推進する企業連合ネットワーク「Imperative 21」のスチュワードシップ・カウンシルの一員でもある。Financial Times、The Economist、Al Jazeera、The New York Times、The Wall Street Journal、Bloomberg、Fast Company、Barron’s、Pensions & Investmentsなどの有力紙で頻繁に取り上げられ、多数の記事を執筆。

フラン・シーガル(米国インパクト投資連盟代表)
https://impinvalliance.org/fran-seegull
https://impinvalliance.org

米国インパクト投資連盟代表。米国におけるインパクト投資の認知度向上、世界のアセットクラスにおけるインパクト・キャピタルの展開促進、政府を含むステークホルダーとの連携によるインパクト投資のエコシステムの構築に取り組んでいる。また、Tipping Point Fund on Impact Investing(インパクト投資に関するティッピングポイント基金)の事務局長も兼任。過去には、ImpactAssetsの最高投資責任者兼マネージング・ディレクターとして、20億ドルのインパクト投資ファンドであるThe Giving Fundの投資運用を統括した。現在はAlign Impactの投資委員会、SOCAPとデューク大学のCASE i3イニシアティブのアドバイザリーボードも務める。

モデレーター
今田 克司(SIMI代表理事)

スピーカーの2名は、「新しい資本主義」を志向する以下のプロジェクトに関わっています。
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【ニュー・キャピタリズム・プロジェクト】
https://www.nationalcivicleague.org/ncr-article/aligning-action-to-reimagine-capitalism/
https://thegiin.org/new-capitalism

【資本主義再考プロジェクト】
https://omidyar.com/reimagining-capitalism-4/

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開催概要
日時: 2022年4月28日(木)9:00-10:30
主催: (一財)社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)
後援: GSGインパクト投資国内諮問委員会、(一財)社会変革推進財団(SIIF)
言語: 英語(日本語同時通訳あり)
参加費: 無料
定員:500名(要事前申し込み)
申し込み先:https://newcapitalism2022.peatix.com
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※本事業は国際交流基金日米センターとの協働事業として実施しています。