金融活動の中で正しくIMMを実践するための知識、模擬的経験、ヒントを得て、実践段階へのステップアップを支援します。

実践編とは

「実践編」は、既にインパクト・ファイナンスにおける基礎的な知識を習得し、インパクト・ファイナンス及びIMMをすでに実践している、あるいは直近でかつ具体的に実践のご予定がある資金提供者を対象に、基礎レベルから実践レベルへのステップアップを支援する研修です。

本研修では、北米・欧州・アジア等でインパクト投資・IMMの推進を行う米国Impact Frontiersとのコンテンツ提携により実施される全6回の講義を通して、実践を想定したケーススタディと実例に触れ、ご自身の専門とされる金融活動の中でIMMを正しく実践するための模擬的経験やヒントを得ることで、実務レベルでの理解とスキルを高めていきます。

さらに米国においてインパクト・ファイナンスを推進する方々との意見・情報交換の場も予定しており、国内外におけるインパクト・ファイナンス実務者とのネットワークを構築することができます。

実践編のねらい

RECOMMEND

こんな人におすすめ

大手銀行や地方銀行、信用金庫、ベンチャーキャピタルなど、国内・グローバルな社会的・環境的な課題解決及びインパクト創出の意思を持ち、投融資を行う資金提供者が対象です。

osusume-avt01
インパクト・ファイナンスの実践をするために必要な知識・スキルを得たい。
osusume-avt02
インパクト・ファイナンスを
社内で進めるためのポイントを知りたい。
osusume-avt03
インパクト・ファイナンスを
実践する中で疑問や課題を解決したい。

実践編は、これらの問いに答え、
インパクト・ファイナンスの実践に向けて後押しする場です。

インパクト・アナリスト研修「実践編」を修了された方々の一覧は下記ページにて掲載しております。

PROGRAM

プログラム

実践編では、Impact Frontiersとのコンテンツ提携により、実務レベルでの活用を見据えた研修プログラムを、日本語および英語で提供します。

インパクトファイナンスとIMMの実践に必要とされるテーマを総合的に取り扱います。

実践編の特徴
  1. 全6回の講義を通じて、受講者は自身がおかれている状況・環境におけるアクションプラン(最終課題)を策定していくことを目指します。
  2. 米国Impact Frontiersとのコンテンツ提携により、実務レベルでの活用を見据えた研修プログラムを、日本語および英語で提供します。
  3. トピックごとに海外の最新事例をケーススタディとして取り扱うほか、米国においてインパクト・ファイナンスを推進する方々との意見・情報交換の場も予定しており、国内外におけるインパクト・ファイナンス実務者とのネットワークを構築することができます。
  4. 2022年に「実践編」を受講したアルムナイを中心に、メンター制度を設け、受講者自身がおかれている状況におけるアクションプラン(最終課題)の構築をサポートします。

Impact Frontiersについて

Impact Frontiersは、インパクト投資を志す投資家がともに学び、インパクト投資市場を協働で形成していくことを目指し、北米・欧州・アジアなどにおいて、インパクト投資及びIMMの実践支援や研修事業、投資家ネットワークの形成等を行うイニシアチブです。もともとは財務とインパクトを統合した「インパクト・フロンティア」を模索する12のインパクト投資家の協働事業としてスタート。後に2,000以上のインパクト投資機関や標準化団体が賛同するインパクト投資推進のためのグローバルネットワークであるImpact Management Project(IMP)と統合し、インパクト投資及びIMMに関する知見を提供してきました。2021年のIMPの発展的解消(一部は Impact Management Platform としてリニューアル)にともない、現在はImpact Frontiersとして、IMPによって開発されたリソースや知見をインパクト投資家へグローバルで幅広く提供しています。

INSTORUCTORS

講師

Mike-McCreless
Mike McCreless
Executive Director

Mike is Founder and Executive Director of Impact Frontiers, a peer learning and market-building collaboration supporting investors in pioneering new ways to integrate impact alongside financial risk and return in investment practices. In 2020, he led the investors participating in the first Impact Frontiers cohort to co-author the article “How Investors Can Integrate Social Impact With Financial Performance to Improve Both” in the Stanford Social Innovation Review, as well as an accompanying Investor Handbook.

Mike served concurrently as Head of Investor Collaboration at the Impact Management Project from 2019 to 2021. Prior to that, Mike was Head of Impact at Root Capital, where his article “Toward the Efficient Impact Frontier” was featured in the Winter 2017 issue of SSIR.

Nao-Sudo

須藤 奈応
Nao Sudo
Director

Nao is Director of Impact Frontiers, responsible for strategy, operations, and external relations. 

Prior to Impact Frontiers, she worked for the Japan Exchange Group for 15 years. 

Her interest in impact investing was sparked by her internship at the Impact Investment Exchange Asia. Since then, she has been actively involved in Social Innovation and Impact Foundation and Global Steering Group for Impact Investment Japan, the two major organizations taking a leadership role in promoting impact investing in Japan. She has facilitated working groups with more than 30 institutional investors and main authored GSG publications such as “Issues and Recommendations for Impact Companies Using Capital Markets”, “Principles for Impact Measurement and Management in Impact Investing: a Guide for Fund Managers” and “Guidebook for Impact Measurement and Management for Impact Investment” In 2021, she published her first book “Introduction to Impact Investing” from Nikkei.

MENTOR

メンター制度

実践編では、2022年に「実践編」を受講したアルムナイを中心に、メンター制度を設け、Impact Frontiersによる研修内容を受講者が⾃らの実践に結びつけるためのお⼿伝いをいたします。詳細は決まり次第、ご案内いたします。

REQUIREMENTS

募集要項

2023年5月29日より、2022年または2023年の「基礎編」修了(見込)者からの追加受講および「実践編」のみの受講者の募集(6名)を開始いたしました。
インパクト・アナリスト研修「実践編」の募集要項及びプログラム(開催日時・各講義の内容)の詳細はこちらをご覧ください。

「実践編」第二次募集の申込受付は、7月3日(月)23:59 まで延長いたします(2023年6月27日更新)

受講対象

社会課題解決や価値創造を志向する金融・投資機関などの資金提供者に所属し、インパクト・ファイナンスの基礎的な知識を習得した上で、インパクト・ファイナンス及びIMMをすでに実践している方。あるいは、直近でかつ具体的に実践のご予定がある方。

受講資格

  1. 金融・投資機関など、投融資を実践する資金提供者に所属していること。
  2. インパクト・ファイナンスの基礎知識を持ち、インパクト・ファイナンス及びIMMをすでに実践していること。あるいは、直近でかつ具体的に実践のご予定があること。
  3. 事前課題を行ったうえで、オンラインでの全6回の講義に参加できること。
  4. 英語での読解、講義の理解、最低限のディスカッションが可能なこと。
  5. 自社における実践に限らず、インパクト・ファイナンスの発展に貢献する意欲があること。

定員

6名(予定)
※第二次募集として6名の追加募集をいたします。

審査・選考

  • 受講申込書に記載いただいた内容をもとに、受講対象者に該当するかどうか、書類審査を行います。また審査プロセスにおいて2023年6月28日~7月4日の間で、個別ヒアリングをお願いする可能性があります。
  • 定員を超える受講申込がある場合は、書類審査および個別ヒアリングの結果により選考を実施します。
  • 2023年7月5日(水)までに、選考の結果をお知らせいたします。

会場

オンライン(Zoom)
※講義を受講できる環境であれば、日本全国・海外からの受講も可能です。

使用言語

  • 講義における主な使用言語は日本語ですが、講義の一部は英語で実施いたします。
  • 主な講義資料は英語のみになります。
  • 日本語・英語間の同時通訳や翻訳資料等の提供はありません。

期間

2023年7月20日(木)~ 9月28日(木)

構成

  • 各講義の開催日時は募集要項の「2-5. 「実践編」プログラム」をご覧ください。
  • 講義のほかに、事前課題およびアクションプラン(最終課題)を行う必要があります。

受講料

一般価格 SIMIエンゲージド・メンバー価格
「基礎編」修了者 110,000円(税込121,000円) 105,000円(税込115,500円)
「実践編」のみ受講 160,000円(税込176,000円) 155,000円(税込170,500円)
  • 2022年の「基礎編」修了者および2023年の「基礎編」修了見込者は、上段の「基礎編」修了者の価格となります。
  • SIMIエンゲージド・メンバー価格は、個人会員の場合はご本人のみ、組織会員の場合は同法人・組織にご所属の皆様が対象となります。
  • 本講座のお申し込みと同時に、SIMIのエンゲージド・メンバーにご登録いただいた場合には、エンゲージド・メンバー価格でのご受講が可能です。なお、別途年会費がかかります。詳細は募集要項9ページ「エンゲージド・メンバーのご案内」をご覧ください。
  • 受付完了後、請求書を送付させていただきますので期日までにお振込みください。

修了条件

以下の2点をもって、修了とみなし、修了証(PDF)を発行します。

  • 全6回講義のうち5回以上の出席(各回2時間以上の参加をもって出席とみなします)
  • 事前課題及びアクションプラン(最終課題)の提出

申込方法

  • 6月26日(月)23:59までに、件名を【インパクト・アナリスト研修「実践編」受講申込】として、受講申込書を analyst@simi.or.jp までご提出ください。
  • 受講申込書(Wordファイル)のダウンロードはこちら

※2022年の「基礎編」修了者および2023年の「基礎編」修了見込者による受講申込を優先的に承ります。

申込期間

2023年5月29日(月)~ 6月26日(月)23:59 必着

「実践編」第二次募集の申込受付は、7月3日(月)23:59 まで延長いたします(2023年6月27日更新)

JOIN US

募集説明会

インパクト・アナリスト研修「基礎編」「実践編」の概要及びプログラムに関する募集説明会の録画映像をご覧いただけます。

FAQ

よくあるご質問

実践編に関するご質問やご不明点等はこちらのフォームまでお問い合わせください。

「実践編」は、インパクト・ファイナンスの基礎的な知識を習得した上で、インパクト・ファイナンス及びIMMをすでに実践しており研鑽を志向する、あるいは直近でかつ具体的に実践のご予定がある、金融・投資機関などの投融資を行う資金提供者を対象としています。すでに実践をされている方を優先といたしますが、現在、実践していなくても直近でかつ具体的に実践のご予定がある場合は、その旨を受講申込書にご記入ください。

「実践編」は、投融資を行う資金提供者を対象としていますので、助成を行う資金提供者は対象外となります。もし類似するお立場であったり、類似業務の具体的な予定があったりする場合は、その旨を受講申込書にご記入ください。

受講申込書に記載いただいた内容を踏まえ、受講対象者に該当するかどうか、書類審査を実施いたします。例えば、実際にはインパクト・ファイナンスを実践していても、その旨を受講申込書で確認ができないときは、受講対象外と判断する場合がございますので、受講申込書はより具体的に記載いただけますようお願いいたします。また、審査の過程で個別ヒアリングをお願いする場合があること、応募者の所属の偏りやジェンダーバランス等を考慮する可能性があることを予めご了承ください。

本研修では学びの質を高めるために、定員を設けています。書類審査及び必要に応じて個別ヒアリングを実施し、その結果をもって選考をいたします。なお、選考結果に関するご質問はお答えできかねますので、あらかじめご了承ください。

「実践編」の受講資格として、「既にインパクト・ファイナンスにおける基礎的な知識を習得」としております。これはインパクト・アナリスト研修「基礎編」で取り扱うレベルとし、具体的には下記といたします。

  • ESG投資やSDGsの潮流などインパクト・ファイナンスを取り巻く背景と現状
  • インパクト・ファイナンスにおける資金提供者のあり方・役割
  • インパクト・ファイナンスに関連する受託者責任、マテリアリティ、サステナビリティ開示
  • インパクト測定・マネジメント(IMM)の目的、ステップ
  • パーパス経営、社会的連帯経済などのインパクト・ファイナンスを取り巻く周辺の動き

「実践編」の修了要件は以下となっています。

  • 全6回講義のうち5回以上の出席(各回2時間以上の参加をもって出席とみなします)
  • 事前課題及びアクションプラン(最終課題)の提出

研修実施期間中、各回の録画動画及び資料は閲覧いただける予定です。欠席された回はもちろんのこと、各回のふりかえりにもご利用いただければと存じます。

受講者に別途ご案内いたします。ただし、ご所属の法人・組織によっては難しい場合もあるかと存じますので、個別にご相談いただければ幸いです。