全体

「基礎編」では、金融機関・財団等の資金提供者を対象としているため、受講対象となります。一方で、本研修では、インパクト投資が拡大する経済や社会の動向を踏まえ、特にIMMの実践が進んでいる「株式投資」分野に焦点を当てて、企業が創出する社会的価値の測定・管理を主軸に学びます。したがって、企業に対するインパクト投資を実施する財団にとっては有益な内容となりますが、非営利性の高い助成金のみの資金提供を実施する財団ですと、基礎編の講義内容をご自身の業務内容や文脈に落として解釈する必要があります。また、使われる用語が金融セクターのものが多いため、業界の基本的な知識が必要となりますので、その点をご留意ください。

本研修はインパクト・ファイナンスを実践する主体である資金提供者を対象としているため、受講対象外となります。2022年5月以降に事業者向けの社会的インパクト・マネジメントに関する研修を実施する予定ですので、ぜひご参加いただければと存じます。詳細は追ってWebサイト等でご案内いたします。

本研修はインパクト・ファイナンスを実践する主体である資金提供者を対象としているため、受講対象外となります。ただし、類似する立場や、具体的にインパクト・ファイナンスに携わるご予定がある場合は、その旨を受講申込書にご記入ください。研修の受講動機や理由、研修で特に学びたいこと及びその活用イメージを踏まえ、判断いたします。

基礎編

受講対象となります。しかし、本研修はこれから実践する人を主な受講者の想定として考えているため、ある程度のご経験や知見を有する場合は、実践的な学びの場である実践編や、特定のテーマ・トピックを専門的に深掘りする選択講座を受講いただけるとより有意義かと思われます。

本研修の受講対象者は、金融機関・財団等の資金提供者に所属していることとしていますが、類似する立場や、具体的な予定がある場合は、その旨を受講申込書にご記入ください。研修の受講動機や理由、研修で特に学びたいこと及びその活用イメージを踏まえ、判断いたします。

本研修では学びの質を高めるために、16名の定員を設けています。定員を上回る応募があった場合は、受講申込書に記載いただいた内容(ご所属、研修の受講動機や理由、研修で特に学びたいこと及びその活用方法等)を踏まえ、書類審査を実施いたします。また、必要に応じて、個別ヒアリングをお願いする場合があること、応募者の所属の偏りやジェンダーバランス等を考慮する可能性があることを予めご了承ください。

「基礎編」のねらいとしては、以下の3項目を掲げています。

  1. インパクト・ファイナンスの歴史、重要性、目指すべき経済社会の在り様を共に学び、参加者自身を取り巻く環境変化を知り、自身の役割を見直すこと。
  2. インパクト・ファイナンスを実践する上で必要な要素を知ること。
  3. 身近で実践できる取り組みや事例を学び、得た知識と概念を自身のスキルとして統合すること。

受講後にインパクト・ファイナンス及びIMMの実践に向けて、知識・スキル・マインドセット・ネットワークのそれぞれにおいて準備ができることを目指しています。

「本研修の達成目標は何ですか?」にて記載したとおり、本研修ではインパクト・ファイナンスの背景・重要性、必要な要素等、総合的な基礎知識を学ぶ内容となっています。インパクト測定・管理に関するより具体的な手法を学びたい場合は、2022年度秋頃に開催予定の実践編、または個別のテーマ・トピックを専門的に学ぶ選択講座に受講いただければと存じます。

「基礎編」では特にIMMの実践が進んでいる「株式投資」分野に焦点を当てて学びます。したがって、融資におけるインパクト・ファイナンス及びIMMは研修内容に含まれておりませんが、選択講座や来年度以降の基礎編で対応していくことを検討しています。

基本的には各回を担当する講師が用意する資料を使用します。また、副教材として、以下の2つの資料を使用する予定です。

  • 本研修では、これからインパクト・ファイナンスを実践する方を対象としているため、各回は一から学べる内容となっています。事前に背景知識を得てから参加したい方は、副教材として使用する2つの資料を事前に読んでいただけるとスムーズに理解できるかと思います。

「基礎編」の修了要件は以下となっています。

  • 6回のうち5回以上の出席と最終プレゼンテーションの提出をもって、修了証を発行します。 
  • 各回、2時間以上の参加をもって出席とみなします。

研修実施期間中、各回の録画動画及び資料は閲覧いただける予定です。欠席された回はもちろんのこと、各回のふりかえりにもご利用いただければと存じます。

5月30日を想定しております。ただし、ご所属の法人・組織によっては難しい場合もあるかと存じますので、個別にご相談いただければ幸いです。

実践編

「実践編」は、インパクト・ファイナンスの基礎的な知識を習得した上で、インパクト・ファイナンス及びIMMをすでに実践しており研鑽を志向する、あるいは直近でかつ具体的に実践のご予定がある、金融・投資機関などの投融資を行う資金提供者を対象としています。すでに実践をされている方を優先といたしますが、現在、実践していなくても直近でかつ具体的に実践のご予定がある場合は、その旨を受講申込書にご記入ください。

「実践編」は、投融資を行う資金提供者を対象としていますので、助成を行う資金提供者は対象外となります。もし類似するお立場であったり、類似業務の具体的な予定があったりする場合は、その旨を受講申込書にご記入ください。

受講申込書に記載いただいた内容を踏まえ、受講対象者に該当するかどうか、書類審査を実施いたします。例えば、実際にはインパクト・ファイナンスを実践していても、その旨を受講申込書で確認ができないときは、受講対象外と判断する場合がございますので、受講申込書はより具体的に記載いただけますようお願いいたします。また、審査の過程で個別ヒアリングをお願いする場合があること、応募者の所属の偏りやジェンダーバランス等を考慮する可能性があることを予めご了承ください。

本研修では学びの質を高めるために、12名の定員を設けています。問③に記載のとおり、書類審査及び必要に応じて個別ヒアリングを実施し、その結果をもって選考をいたします。なお、選考結果に関するご質問はお答えできかねますので、あらかじめご了承ください。

「実践編」の受講資格として、「既にインパクト・ファイナンスにおける基礎的な知識を習得」としております。これはインパクト・アナリスト研修「基礎編」で取り扱うレベルとし、具体的には下記といたします。

  • ESG投資やSDGsの潮流などインパクト・ファイナンスを取り巻く背景と現状
  • インパクト・ファイナンスにおける資金提供者のあり方・役割
  • インパクト・ファイナンスに関連する受託者責任、マテリアリティ、サステナビリティ開示
  • インパクト測定・マネジメント(IMM)の目的、ステップ

パーパス経営、社会的連帯経済などのインパクト・ファイナンスを取り巻く周辺の動き

「基礎編」の修了要件は以下となっています。

  • 6回のうち5回以上の出席、事前課題及び最終レポートの提出をもって、修了証を発行します。
  • 各回、2時間以上の参加をもって出席とみなします。

研修実施期間中、各回の録画動画及び資料は閲覧いただける予定です。欠席された回はもちろんのこと、各回のふりかえりにもご利用いただければと存じます。

受講者に別途ご案内いたします。ただし、ご所属の法人・組織によっては難しい場合もあるかと存じますので、個別にご相談いただければ幸いです。