ABOUT

インパクト・アナリスト研修とは

「インパクト・アナリスト研修」は、
社会課題解決や価値創造に向けた意思のある資金提供者において、
社会的・環境的インパクトを最適化しながら資金提供を実践できる
「インパクト・アナリスト」を育成するための実践型の研修です。

昨今、グローバル・国内において社会的・環境的課題がますます深刻化・多様化・複雑化する中で、環境・社会・ガバナンスに配慮したESG投資は、世界全体の運用資産の3分の1を占めるまで主流化・成長しつつあるといわれます。より社会課題解決への意図を重視するインパクト投資市場も黎明期から成⻑期に移⾏し始めており、国内のインパクト投資残⾼は約11兆5,414億円億円にのぼります*¹。

「インパクト・アナリスト研修」では、グローバルや国内で先進的なインパクト・ファイナンスの取り組みを第一線で実践する方々を講師陣に迎え、多様な事例と実践型ワークを通して、インパクト・ファイナンス*²の最新動向から、社会的インパクト*³を適切に捉え最適化する「インパクト測定・マネジメント(Impact Measurement & Management:IMM)」を学びます。グローバル・国内において社会的・環境的課題がますます深刻化・多様化・複雑化しており、これらの課題解決が急務となっていますが、この「社会的インパクト」の考え方を踏まえた資金提供が広がること、社会課題解決の担い手全般に広まることが、これからの社会に必要であると考えています。

*1 Global Steering Group for Impact Investment (GSG) 国内諮問委員会(2024)「日本におけるインパクト投資の現状と課題 2023」
*2 「適切なリスクリターンを確保しながら、環境、社会、経済へのインパクトを意図して取り組むもの」を示す(参考:環境省 ESG金融ハイレベル・パネル ポジティブインパクトファイナンスタスクフォース(2022)「インパクトファイナンスの基本的考え方」)
*3 「短期、長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的、環境的なアウトカム」(参考:内閣府「社会的インパクト評価の推進に向けて」(平成28年3月)およびSIMI「社会的インパクト・マネジメント・ガイドライン Ver2 (2021)」

CONCEPT

研修コンセプト

本研修では、金融・投資機関などの資金提供者の中で、「インパクト・アナリスト」としてスキルとネットワークがある人が育つこと、そしてインパクト創出を意図した商品や事業・プログラム開発が進むことを目指しています。

PROGRAM

プログラム

- 基礎編 -

多様な講師陣による講義やワークを通して、インパクト・ファイナンス及びインパクト測定・マネジメント(Impact Measurement & Management:IMM)の総合的な基礎知識を学びます。

- 実践編 -

インパクト・ファイナンスにおいて適切にインパクト測定・マネジメント(IMM)を実践するための知識習得や模擬的経験を通して、実践段階へのステップアップを支援します。

- 選択講座 -

オンデマンド形式の単科講座(セミナーや動画)を通して、インパクト・ファイナンスに関わる様々なテーマやトピックを深掘りして学びます。

RECOMMEND

こんな人におすすめ

総合的な基礎理解を習得できる

「 基礎編 」がおすすめ

実践的なスキルを習得できる

「 実践編 」がおすすめ

様々なテーマ・トピックを学べる

「 選択講座 」がおすすめ

ABOUT SIMI

運営者について

一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(Social Impact Management Initiative:SIMI)は、日本において事業者、資金提供者・仲介者、行政、中間支援組織・シンクタンク、評価者・研究者など多様なメンバーが連携して、日本全体として「社会的インパクト・マネジメント」を普及させるためのマルチセクター・イニシアチブです。

『社会的インパクト・マネジメントが実装され、社会課題解決や社会価値創造が行われている社会』をビジョンに掲げ、社会的インパクト・マネジメント・ガイドラインの作成や、Social Impact Dayや各種セミナー・研修、グローバルなネットワークへの参画などを行っています。2024年3月現在、約330の個人・組織が参加しています。

本研修事業は2022年・2023年において国際交流基金との協働事業として実施しました。2024年以降は一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)の自主事業として実施しております。